遺品整理業者へ依頼すると、無駄のない動きで遺品の仕分け作業を行ってくれます。もし、遺品整理業者の利用を検討している人がいれば、仕分けの仕方を知っておくと役立つこともあるでしょう。業者により多少違いますが、主に仕分けのときには4つに分けて行ないます。その4つとは、「供養が必要なもの」「形見となるもの」「買取が可能なもの」「ゴミとして処分していい不用品」です。「供養が必要なもの」は、処分していいものだとご家族から言われたものでもしっかり供養をし、その後再利用や廃棄処分を行ないます。「形見となるもの」だと判断されたものは、傷がつかないように梱包され、ご家族のもとへ届くようにしてくれるのです。また、「買取が可能なもの」に仕分けされたものに関しては、遺品整理業者から買取業者などへ渡り、買取ってもらえます。そして、「不用品」として分けられたものは、さらに分別が行われ、別の専門業者で処分してもらうことになるでしょう。
遺品整理業者へ依頼があったときは、依頼者が指定したお宅へ伺います。基本、時間厳守ですので、約束した時間になれば業者が訪ねてくるでしょう。伺う前に電話で連絡を取る業者もあり、丁寧な対応を心がけています。
到着後、本日の作業の確認などが行われたら、いよいよ作業開始となります。部屋の大きさや荷物の量などにより、作業に来てくれた業者の人数は異なるでしょう。しかし、何名であっても丁寧に仕分けを行なっていきます。残しておくものか、処分していいものかなど、依頼者へ確認を取りながら作業をしていくのです。
処分していいものは、作業完了後に運び出していきます。そのため、自分で別に処分を依頼する手間が省けるでしょう。また、重たい家具なども運び出してくれるため、高齢のご家族などにも負担がかかりません。単純に遺品整理をするだけでなく、仕分け後の搬出作業もしてくれるのは、ありがたいと言えます。